今からリハビリ職を目指す方へー私が思うメリットとデメリットー

風景を見つめる少女理学療法士

私はリハビリ職である「理学療法士」として働き始めて10年目に入ろうとしています。

そんな私が、理学療法士になって「この仕事をしてよかったと思う事」「この仕事ではなく、他の仕事などをしておけば良かった」と思うことがあります。今からリハビリの学校に入ろうとしている方や、既に働いている方の考え方の一つとして参考になればと思います。

リハビリ職として働くことのメリットとデメリット
【メリット】
〇本当にやりがいのある仕事
【デメリット】
〇仕事面に対してのデメリット
〇給料面に関してのデメリット
それでは順番に説明していきたいと思います。

【メリット】

〇本当にやりがいのある仕事

医療・福祉関係の仕事をする上で、一番の理由はこの「やりがい」だと思います。全てはこれと言っても過言ではありません。

逆に言うと好きじゃなければ続きません。

 

〇人の生活に入って助言をしていく

特にリハビリ職の主な働き場所は病院・介護施設・訪問がありますが、これらで全てを看る事が出来ます。

病院であれば急性期や回復期と言って、入院してから間もない方が中心になります。

そのままでも人間の回復力によってある程度の回復は見込めますが、回復過程において変な癖がついてしまったり、良くない方向に回復することもあります。医師や看護師とも相談しながらリハビリ職が介入することで、良い方向で大きな回復を期待できます。そのため、「回復させていく」という過程にやりがいを感じる方は病院が合っているかもしれません。

介護施設や訪問であれば維持期や慢性期と言って、大きな回復は見込めないけど少しでも機能回復をしたいという方や、現在出来ている事は維持していきたいという方が中心になります。

そのような方にリハビリ職が関わる事で、機能回復を目指しながら今ある機能を生かしてより動きやすい動作を提案したり、福祉用具などを駆使していくことで、よりよい生活を一緒に目指していく事が出来ます。また、比較的最期まで看る事が多く、「その方の人生を支える」という考えでリハビリをしたい方は施設や訪問でのリハビリが合っていると思います。

〇自分の知識や技術で回復させることが出来る

リハビリ職の基本的な仕事は機能回復になります。学校で学んだ知識や技術だけでなく、仕事に就いてからでも日々勉強をして自己研鑽をしながら患者さんや利用者さんにその知識や技術を提供していきます。

医者にも小児科・内科・外科があるように、理学療法士にも専門的な資格があり、それらを取得してより専門的なリハビリをする方もいますし、施設などではリハビリ職が1人2人しかいない状況が普通であるため、広くを学んで、どのような方にも対応できる体制を作っておき、勉強が必要だと思ったタイミングで新しい事を学んでいくというスタイルの方もいます。

リハビリには「これ」といった正解は少なく、色々評価して試すことが重要になります。技術的な勉強会などでは特に感覚的な部分が多く、教わった通りにやったつもりでも、実際には出来ていないことも多いため、自分の中で色々試す力が必要になります。

これらどのスタイルであっても、色々試して結果として患者さんや利用者さんの機能を回復させることが出来るのです。相手にも喜んでもらえる事が嬉しく思える人にとっては本当にいい仕事だと思います。

【デメリット】

〇仕事面に対してのデメリット

人に喜んでもらえるのがメリットと書きました。

しかし、全員に喜んでもらえるわけではありません。いくら知識や技術を磨いてリハビリをしても、全員が良くなるわけではありませんし、人と人なので、どうしても合う合わないがあります。

また、今の時代ではリハビリをする方の多くが高齢者になります。認知症の方の対応も必要になりますし、亡くなってしまう方もいます。自分の中で整理がつかず、ずっと引きずってしまうと精神的に参ってしまう方もいます。

また、メリットの所でも書きましたが、日々技術は進歩しており、医療や介護制度の変化は目まぐるしい物があります。それについていくため、学んでいく姿勢がないとついていけなくなります

 

例え病名は同じ患者さんや利用者さんでも、性格や背景が異なり、一人一人対応や目標にすることが異なってくるため、リハビリ内容も当然違います。

また、最近では特に「医療連携」という言葉が言われるようになってきています。医師・看護師・相談員・ケアマネ・リハビリ・介護士・福祉用具員の方たちと一緒に連携を取りながら、共に協力して一人の人を支えていこうという考えです。つまりコミュニケーション力も必要になってきます。作業的な仕事が好きな方や、コミュニケーションが苦手方は途中で嫌になってしまう可能性があります。

 

そして、他の人によく言われる事が「これから老人は増えるから、この仕事は無くなることはないよね」と言われますが、これに関しては正直わかりません。

確かに高齢者は今後増え続け、2040年にその比率はピークになると言われています。

しかし、ここ10年間でリハビリ職も爆発的に増えているため、今の状態では供給の方が多くなる傾向にあります。今も増え続けているため、今後溢れかえってしまう恐れもあるのです。

 

〇給料面に関してのデメリット

給料面に関しては基本デメリットのみになってしまいます。

女性など、子供を産んだ後のパートをするのであれば、他の一般のパートと比べると高い時給が貰えるためいいと思いますが、男性のようにずっと働く人にとってはかなり厳しくなっています

 

しかも、数年前と比べても少なくっており、さらに給料面は少なることが予測されます。

まず、医療・介護での就職先を見ると、病院→施設→訪問の順で給料は高くなる傾向にあります。

しかし、病院→施設→訪問の順で経験も必要になってくるため、1年目から就職するのは難しくなってきます。

 

そして、これは病院・施設・訪問すべてに対して言えますが、
医療・介護業界の給料は就職をして数年目までは平均年収程度か、それよりいい水準で貰えることが出来ます。しかし、その後の上り幅が少なく、30代を超えると平均年収よりも低くなることが多いです。年齢が上がるにつれ、その差はさらに拡大していく傾向にあります。

 

なぜ上り幅が少ないかと言うと、医療や介護はサービスにより患者さんや利用者さんから貰える金額が決まっており、どんなにいいサービスをしても一定の金額しか貰えないからです。

一部の大きい施設のトップや、株式会社の役員レベルになれば年収1,000万円以上を貰っている方もいますが、リハビリ職としてはまず無理な数値ですし、今から施設のトップになったとしても年収1,000万円は貰えないと思っていいでしょう。

この、給料面の現状については、今後目指す人にとって大きな問題となってくるため、是非知っておいて欲しい内容になります。

【まとめ】

リハビリ職を目指す上でデメリットの方が圧倒的に多いと感じます。その中でも最大のデメリットはやはり給料面になります。

これからリハビリ職の活躍の場が広がっていけば解消できる可能性はありますが、今の所そのような政策はとられていないため、給料が欲しい方は一般企業に入った方が無難だと思います。

 

本当にお年寄りが好きで、上記に書いたようなやりがいを求める人は是非チャレンジして欲しいと思います。そのような方には本当に楽しい仕事だと思います。

 

デメリットもたくさん書きましたが、私は結果、この仕事がすごく好きなので、やってよかったと思っています。

 

この記事が少しでも皆様の役に立ってもらえると嬉しいです。

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